白石城復元ストーリー②

白石城復元ストーリー②

白石城復元ストーリー②

白石城の高さは石垣天端から16.7メートル。当時の建築基準法では、13メートルを超える木造建築を建てることが禁じられていたが、白石城では建設大臣特別認定を受けて建てることが可能になった。
多くの職人の手によって完成した白石城は1995年5月に一般公開され、天守閣に登るのに1時間半待ちという大行列ができたという。

木造建築のプロフェッショナル
神社や寺院の建築や修復を行う「宮大工」が白石城の復元でも活躍した。2階の梁(はり)には手斧削りされた松丸太が見え、別の木材との仕口については隙間がないように丁寧に削られている。当時の工事報告書によると、他の材については機械を使って加工し手鉋(かんな)で仕上げたが、この梁はすべて手斧削りであり、経験者が少なく特に難しい作業だったという。このように異なる性質の木材の組み合わせを見ることができる。
宮大工の技「木組み」工法
宮大工伝統の工法は継手や仕口と言われ、金属の釘(くぎ)を使わずに各部材に「刻み」を入れて木を組み合わせていく。「継手」は材の長さを伸ばすとき、「仕口」は組み合わせるときに使う技法である。
2階上部には木材を縦横に組み合わせた構造が見て取れる。これは木の柔軟性を生かして耐震性や強度を高める方法だ。木材に縦長に開けられた「ほぞ穴」にぴったりと別の木材がはめ込まれ、さらに楔止め(くさびどめ)されていることにも注目したい。
国産材で復元された白石城
天守閣に使われている木材はすべて国産材。吉野の桧(ひのき)、他に化粧材として青森ヒバ、山陰地方の松丸太、赤杉などが使われている。今では国内でも調達しにくい貴重な国産材を使うというこだわりで復元が実現した。数百年の年月に耐えられるように1本1本入念に材質が検査され、7か月間風通しのよい場所で十分に乾燥したうえで白石城の復元に使われた。
白石城の瓦
白石城に使われた瓦は約43,000枚。発掘調査で出土した瓦を忠実に再現し、耐寒性に優れた「いぶし瓦」が使われており、砂を混ぜた漆喰で固定されている。復元にかかる建設費用の寄付を市民から集める「白石城瓦一枚運動」に参加した市民ら約1,700人は、瓦に墨やマジックで自分の名前や将来の夢を書いた。
白石城の高さは石垣天端から16.7メートル。当時の建築基準法では、13メートルを超える木造建築を建てることが禁じられていたが、白石城では建設大臣特別認定を受けて建てることが可能になった。
多くの職人の手によって完成した白石城は1995年5月に一般公開され、天守閣に登るのに1時間半待ちという大行列ができたという。
参考文献
「白石城物語」(読売新聞東北総局)
「よみがえる白石城」(碧水社)

※このページは白石城内の展示パネルの英訳・繁体字訳の文章にWEBオリジナルのストーリーを加えて制作しています。

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